イントネーションは大切

 英語は音です。文字は本当は「オマケ」みたいなものです。このことを理解してもらういいサンプルがありますので、まずそれを聞いてみてください。

Sample 1
How did you like the movie?

1. It was pretty good.

2. It was pretty good.
Sample 2
1. It sounds like rain.

2. It sounds like rain.


 さて、いかがでしょう。サンプル1では質問に対して、二通りの答えがありそれぞれストレスが置かれている単語が異なっています。一方の答えは「映画が楽しかった」と答えており、もう一方は「そうでもなかった」と答えています。もし音がなくて文字だけを見せられたら「映画が楽しかった」と意味を取ることでしょう。これが「英語は音」であるという意味です。上の答え方で、どちらがどちらの意味になるのか分からなった人は、そろそろ音を中心とした英語学習を始めてもいいころかなと思います。
 サンプル2はどうでしょうか。これもストレスが置かれている単語が異なります。つまりイントネーションがふたつの文章で違うのです。一方は「雨のようだ」と言っており、もう一方は「雨ではない」と言っています。イントネーションとはおそろしいですね、意味がまったく逆になってしまうのですから。シャドーイングや音読をやるときに「なにもかもそっくりに真似る」が原則ですが、これはこうしたちょっとしたアクセントの違いをも身につけるためのものでもあるわけです。文字が中心だと発音練習や音読などの練習が後回しになってしまいがちです。気をつけたいですね。音楽は音で感情を伝えますが、その点英語は音楽に近いといえるでしょうか。

 ここまで読まれた方は、上のサンプルの答えが知りたいことでしょうね。知りたくてウズウズしていませんか? でも、残念ながら答えはお預けです。実はこのサンプルはお勧め教材の中に紹介しているAmerican Accent Trainingから拝借したものです。非常にすばらしい本ですので答えはそちらでお確かめください。サンプルの答えだけでなく、音の重要さに目覚めさせてくれることでしょう。